本田技研工業は7月6日、6月に開催された取締役会で新たに代表取締役社長 社長執行役員に選定された八郷隆弘さんによる記者会見を実施しました。

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この記者会見の中でF1についてこう述べている。

「大変厳しい状況にあって残念だと思っています。私としては一刻も早くF1で勝利したいと考えていますが、そこまでにはいろいろと課題もあり、着実に課題を潰していく必要があります。勝負の世界なので、早く勝利したいという気持ちは全チーム共通の願いだと思います。少し待ってからでもいいんじゃないかというご意見もあるかと思いますが、私は早くF1で1勝できるような体制作りをしてきたいと思っています」


私は社長交代の中F1の計画が変更されるのではないかと不安に思っていました。

 

中々結果が出せないF1ではプロジェクト責任者の新井さんの去就が噂されるなど不安要素が噴出している。

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そんな中で先のオーストリアGPの視察にきていた八郷社長はマクラーレンの代表ロンデニスやF1のボスであるバーニーエクレストンと会っています。

 

今回の会見の力強い言葉はF1関係者に安堵とさらにはプレッシャー与えたのではないでしょうか?

 

 

八郷社長のこの言葉は予算の追加を約束すると共にもっとスピード上げて対処するよう呼びかけているような気がします。

 

故本田宗一郎氏なら今のような不甲斐ない成績のF1プロジェクトに対して直接電話をかけて「なにやってんだ!」と叱咤激励したでしょう。

 

 

本来、ホンダは2016年からの参戦を予定していたという情報を耳にした事があります。よくよく考えてみればF1復帰を発表したのが2013年5月だった訳ですがここからの開発期間ではたったの1年と7ヶ月しかない。

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2011年の7月に現行規定が決定されているのだから2014年から供給するメーカーは2年と7ヶ月の開発期間がありホンダは1年ビハインドがある。

 

この1年早く参戦させるのを画策したのがバーニーエクレストンだとの噂だ。F1人気の低迷を補うための話題作りでさらには何かしらの金銭的な取引きもあるとの事です。

 

しかしこの噂話は噂話であって事実ではありませんのであしからず。

 

面白い推測ですよね。

開発期間が短すぎる点だけが真実味を帯びていますがね。

 

 

なにはともあれホンダF1プロジェクト自体は今後も継続が決定し、多分予算も増大され一気に開発を推し進めると期待しております。