レッドブルリンクとなって復活したオーストリアGPは、とてもシンプルテクニカルサーキットです。

24835

ヨーロッパラウンドのサーキットグランプリの開幕戦でもあります。マクラーレンホンダとしては中団の上でなんとか踏ん張りたいところですね。

 

 

Sponsored link

ホンダF1プロジェクト責任者の長谷川さんのコメント

「レッドブルリンクは美しいテクニカルサーキットです。最初の上り坂区間を駆け上がってしまえば、あとはほとんどがきついコーナーが設けられた高速の下り坂になります。それに、1年を通じても非常に全長が短いサーキットのひとつです。ですから、スタートが切られた瞬間からドライバーたちは緊迫した戦いに挑むことになりますし、エンジニアたちは戦略を練り、レースを通じて速やか適応していくことになります」

「このサーキットはどちらかと言えばパワーが重要になるところです。しかし、新しいターボの効率性はモントリオール(第7戦カナダGP)でもバクー(第8戦ヨーロッパGP)でも役に立ったことが確認できています。起伏に富んだこのサーキットに合わせてうまくERS(エネルギー回生システム)を使うことができると期待していますし、日曜日の決勝ではポイントを狙って戦うことができると思っています」

 

マクラーレン・ホンダのレーシングディレクター・ブーリエのコメント

「2週連続で長いレースを戦った後、F1はヨーロッパの中心部に戻ることになる。オーストリアGPはカレンダーの中でもかなり古いレースのひとつだし、マクラーレンが多くの成功を収めてきたグランプリでもある。そして、ファンにとっても素晴らしい週末となる」

「直近の2レースではトップ10フィニッシュができなかったから、ここでの目標はポイント圏内に戻ることだ。カナダ(第7戦)ではフェルナンド(アロンソ)が11位で、アゼルバイジャン(第8戦ヨーロッパGP)ではジェンソン(バトン)がそれと同じ結果に終わった。その2レースはどちらも我々のクルマの特性にはあまり合わないサーキットだった。だから、今週末のオーストリアではそれよりも少しいい結果が得られると期待しているよ」

「それに、過去2レースではそれぞれ1台ずつに信頼性の問題が発生していたから、それにも対処する必要がある。ウォーキング(ファクトリー)に戻ってからは問題を特定し、それが再発しないようにするために懸命に取り組んできた。前向きだった点は、バクーで我々のピットクルーが行った4回すべてのピットストップがいずれも3秒以内で完了していたことだ。これは素晴らしい成果だ」

「サーキット以外のところでも我々は同じように多忙だった。先週は新しいライフスタイル・ブランドのひとつであるマイケルコースとの新パートナーシップ発表というよろこばしい出来事があった。またグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいては何台かのクラシックF1マシンで有名な丘を駆け上がるという重要な役割も負っていた」

「だが、再びレースに集中すべき時を迎え、マクラーレン・ホンダの全員がその挑戦を楽しみにしている」

マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンのコメント

「いろんな意味で、オーストリアでのレースは自分のF1キャリア序盤のころを思い出すんだ。このサーキットで僕は2003年に4位でゴールしたけれど、そのときでさえ、伝統的なグランプリサーキットだという印象を受けたよ。その後ここでのレースは行われなくなり、11年間をへだてて2014年にまた復活した。そしてエキサイティングなレースが展開されている」

「コーナーは9つしかない。だからコックピット内からのすべての入力が非常に正確であることが求められるんだ。わずかなミスによって大きくタイムを失うことになるからね。追い抜きが可能なところも2、3か所ある。だからレースは常に接戦になるし、僕もそれを楽しみにしているよ」

「モナコ、モントリオール、バクーと3つ市街地でのレースが続いたけれど、オーストリアGPは背景がそれらとはすごく違う。オーストリアのかなり田舎に位置しているし、シュティリアンの山々の中心部にあって、近くに大きな都市はない。それも楽しみだよ。懐かしい感じがするんだ」

「バクーではまずまずだったから次の週末ではその続きを始めたいと思っている。マクラーレン・ホンダのみんなと同じように、僕ももっとポイントを取りたいと思っている。僕たちのパッケージは1レースごとに改善されつつあるし、オーストリアではその力を最大限に発揮したいと思っている」

image58.img.1536.medium (2)

 

マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソのコメント

「独特な難しさがあったバクー市街地サーキットの後で、オーストリアにある伝統的なサーキットに戻ることになる。バクーよりもかなり短いサーキットだけど、ミスが許されないからすごく難しいよ。1周するのに70秒もかからないから、ものすごく接戦になるし、ほんのコンマ数秒の間にひしめきあうことになる」

「速く走るためにはいいトラクションと効率のよい空力が必要だけど、僕たちにはそれがある。そのため、バクーよりはもっと競争力を示せるだろうと期待しているよ。そして昨年よりは長くレースをしたいな。昨年は1周目で終わってしまっていたからね」

「レッドブルリンクの雰囲気はいいよ。ファンは情熱的だし、知識もすごく持っているからね。彼らはエンジンが付いているものなら何でも大好きみたいだ。週末に行われる飛行ショーやバイクのデモンストレーションなどもみんな好評だからね」

「オーストリアは人気のある素晴らしいドライバーたちを輩出してきている。そのひとりがニキ・ラウダ(現メルセデスAMG非常勤会長)だ。彼はマクラーレンでF1タイトルを獲得している。もうひとりのマクラーレンの元ドライバーであるゲルハルト・ベルガーは僕のいい友人でもある」

「サーキットはカレンダーの中で最もテクニカルだというわけではないけれど、かなり腕が試されるところなんだ。いくつか高速コーナーがあるから71周にわたってひとつもミスを犯すことがないようすごく慎重でいる必要があるからね。僕たちも心構えはできているし、いい週末にできることを期待しているよ」

image27.img.1536.medium (5)

いままでの流れからすれば、このサーキットではマクラーレンホンダはあまり期待できないと予想されます。

 

コーナーとストレートの組み合わせなので、やはりパワーがものをいいますよねルノー並みにICEの改善ができたらいいのになぁ・・・。

 

まずは中団の上位を定位置に頑張ってもらいたいです。