9月4日からイタリアGPが始まります。

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ストレートと低速コーナーの組み合わせですが一番オーバーテイクができるメインストレートが高速コーナーからの立ち上がりになるので、ダウンフォースセッティングに色々と幅がでます。

 

マクラーレンホンダとしてはウィングは極力寝かせてストレートスピードを稼いでくると思われます。

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ホンダF1責任者の新井さんのコメント

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「モンツァも高速サーキットですから、残念ながら我々のパッケージには適していません」

「長いストレートと高速コーナーがあることで、ドライバーたちは1周を通じてアクセル全開で走ることになります。そして、最高出力の高さと、空気抵抗を最小限に抑えることがカギとなるだけに、我々にとっては今週末もかなり難しい挑戦となるのは分かっています」

「我々のエンジンはフェラーリには少し劣っていますが、ルノーよりはかなりよくなっています」

「メルセデスとはまだかなりの差があります。我々はほぼ40から50馬力メルセデスには劣っています。しかし、ルノーに対しては25馬力ほど勝っています」

 

マクラーレンホンダのアロンソのコメント

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「モンツァは非常にユニークなサーキットだ。見ごとなところだよ。ものすごい歴史と素晴らしいF1ファンに恵まれ、走っていてとても楽しい。毎年訪れるたびに、ある種の雰囲気を感じ、やはり特別なコースだなと思う。マシンから得る感触は他のどのサーキットともまったく違うと感じる」

「僕はモンツァのF1で2度、優勝したことがある。そのうち1度は2007年にマクラーレンで成し遂げたものだ。どちらの優勝も僕にとって格別だった。今年の戦いについては、あまり期待値を上げないことだね。僕らのマシンに向いたサーキットじゃない」

「厳しいレースになるだろうが、いつもどおり激しくプッシュすると同時に、僕らのパッケージについてできるだけ多くを学ばなければならない。低ダウンフォース仕様で何とかやりくりをして、なるべく今週末は実績を重ねたい」

 

マクレーレンホンダのバトンのコメント

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「モンツァは実に素晴らしい場所だ。どのドライバーにとっても、F1カレンダーで最高のレースなのは間違いない。毎回、すごいスリルをレースに感じる。必要とされるセットアップは実にユニークなんだ。コーナーで走りが決まったときの気持ちはたまらない。コーナー進入では、激しくブレーキをかけながらマシンを制御するのが大変だ。さらに出口では、パワーをかけるときにマシンが激しく暴れる。まったく、神経をすり減らしてくれるところだよ」

「スパ(第11戦ベルギーGP)はチームにとってとても厳しいレースだった。特に僕らサイドは直線でパワーがうまく供給されない問題が出た。いま懸命に取り組みを重ねているところで、モンツァで再発の恐れはないだろうとの希望的観測だ。何しろスパでは、集団に付いて走るのさえままならなかったんだ。その問題がなくても、高速のモンツァは、僕らの前に大きく立ちはだかるに違いない。でも自分たちのすべてを出し切り、いつもに増して集中するつもりだ」

「そのカギとなりそうなのは土曜日だね。マシンからすべてを絞り出して、日曜午後の決勝でいい戦いをするチャンスを何とかゲットするんだ。一連の問題はさておき、スパでマシンはいいバランスを保っていた。特に予選で走りの感触はよかった。モンツァでもそれを利用したいね。その後は遠征が続く。僕らのマシン特性により合うサーキットが続くはずだよ」

 

マクレーレンホンダのブーリエのコメント

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「スパ(第11戦ベルギーGP)は、われわれのパッケージにとってとりわけ厳しいレースだった。夏休み明けに進歩を実感したかったのだが、サーキット特性のせいで帳消しになった。しかしながら、われわれは最初からシーズン中もっとも厄介なレースと認識していた。単にそれが正しいと証明されただけだ。その反面、収穫もあった。タイヤが安定した働きを示すとともに、マシンのバランスが改善したのだ。今週末もそのパフォーマンスを維持すべく努力しているところだ」

「スパと同じくモンツァは、高速で低ダウンフォースのサーキットだ。長い直線と激しいブレーキングはモンツァならではだよ。今季に限っては、このレースもスパに似た厳しいレース展開になりそうだが、第13戦シンガポールGP以降の健闘を信じて2台揃っての完走を目指すとともに、できるだけ多くを学びたい。モンツァは熱狂的なファンと圧倒的な雰囲気を持つ、伝説的なサーキットだ。きっと素晴らしい週末となるに違いない」

 

 

ホンダはすでに出力ではルノーより上だと言うコメントが非常に気になることろです。

 

仮にそうだとしてベルギーGPでのあのスピード差は一体なんだったのか?トップチームとは約8km/h遅れている。

あの上りで加速が難しいストレートでこの差はかなりタイムにひびきます。

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回生エネルギーと排気エネルギーの不足でモーターを十分に稼働出来なかったと聞いていますが、そのあたりの改善がこのイタリアGPでは成し遂げられているのか興味深いところです。

 

 

マクラーレンのマシンは空気抵抗がかなり多いらしく、もしQ2に進めたらホンダとしてはかなり改善出来ていると思っていいでしょう。