2011年より続くピレリによるF1ワンメイクタイヤは、2016年に使用するコンパウンドが3種類になり、供給ベースとなるコンパウンドが5種類に増加、2018年には7種類となって全て呼称が異なり色分けもされていた。

2019年は全てのグランプリで「ハード(ホワイト)・ミディアム(イエロー)・ソフト(レッド)」となる。

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2019年のF1タイヤカラー

https://racingspot.pirelli.com/

長年ソフトはイエローとの感覚があり、レッドソフトに違和感を感じますね。

ソフトがスーパー⇒ウルトラ⇒ハイパーと追加され過ぎていたので、食い止めるためにも良かったかな(笑)

2018年のF1タイヤカラー

https://racingspot.pirelli.com/

1年限りのピンクタイヤさようなら。

タイヤコンパウンド対比表

2019年のコンパウンドは2018年のタイヤがベースとなっている。各ナンバーに対するベースタイヤは以下の表となります。

コンパウンド設定
2018 SH H M S SS US HS
2019 C1 C2 C3 C4 C5

2018年に全く使われなかったスーパーハードは完全に姿を消す、そして不評だったスーパーソフトも消える事になった。

また、タイヤのトレッドが0.4mm薄いものを全グランプリに供給する。この0.4mm薄いタイヤは2017年のスペイン(バルセロナ)、イギリス(シルバーストン)、フランス(ポール・リカール)で使われたもので、ブリスターの原因となる熱溜まりが少なくなると言う。

作動温度を外すと全くグリップしなくなる事が多々あったピレリタイヤ。オーバーヒートにより攻めた走りが出来なくなる事もこれにより少しは緩和されると思われます。

プレシーズンテストのタイヤカラー

テストでは5種類すべてが試されるが、カラーが足りなくなるので一部ラインを描かないものが投入されます。

https://nl.motorsport.com/

一番柔らかいC5はレッドのライン無しとなります。

開幕戦から4戦目までのタイヤ

R GP サーキット 1周(km) Laps タイヤ2019 タイヤ2018
1 オーストラリア アルバート・パーク 5.303 58 C2|C3|C4 S|SS|US
2 バーレーン バーレーン 5.412 57 C1|C2|C3 M|S|SS
3 中国 上海 5.451 56 C2|C3|C4 M|S|US
4 アゼルバイジャン バクー市街地 6.003 51 C2|C3|C4 S|SS|US

なんだか保守的な設定に感じます。バーレーンの予選用が中間のソフトっておかしいよね。

前半の4戦は0.4mm薄くなったタイヤでの走行経験がないからピレリは守りに入ったのか?タイヤ交換が1回で困ってるからもっと攻めた設定にしてほしかったです。