アゼルバイジャンGPは特殊な市街地コースで行われ、各マシンはロードラッグ仕様なマシンを走らせた。ウィング類の特にリアは明らかに薄いものが使われていました。

フェラーリは細かくアップデートを投入しており、新たなソリューションを加えている。そんな部分をちょっとだけ確認しておきましょう。

引用元:http://www.f1i.fr/

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フェラーリ:ミラーとフロントウィング

フェラーリは独特なミラーとフロントウィングに細かい変更を施している。

この小さな△部分は、空気が剥離するときに発生する大きな乱流を小さな渦にする事が狙い。また流れを方向づける効果もありそうだ。

 

フロントウィングのサイドに空気の流れを導くスロットが追加されている。フロントタイヤで発生する乱流をより避けるための工夫かな?2019年には無くなる部分だなぁ・・。

ルノー:リアウィング

バクーのリアウィングはかなり小さかったですね。ヒュルケンベルグはこのせいでミスった?

翼端板のスリットが横方向から縦へ変化し、より外側へ空気を導くようになっている。中央部分の流速を高める事とリアタイヤで発生する乱流を避けるためなのかな。

ザウバー:Sダクトの排出口

二つあったSダクトの排出口が一つになって丸みを帯びた形状に進化。二つの流速の違いがあったと思われるが内部で合流させる事により流れを均一化。Sダクトの底面部は以下

https://www.auto-motor-und-sport.de/

レッドブルと比べると抵抗が大きそうな吸い込み口がある。やりすぎじゃないのか!F1界一大きい事は確かですw

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まとめ

バクーのレースは荒れ方が酷かったですけど面白かった!これが率直な感想です。今回はそんなレースで躍進したルノーやザウバーにも注目してみました。

ルノーは昨年からアップデートが目まぐるしく、細かな違いがどんな効果をもたらすのか考察するのも一苦労です。

特に排気によるリアウィングへの影響が大きく、アクセルON時のダウンフォースに違いが生じるので乗りこなすドライバーは大変だろうな。

 

ザウバーはルクレールのスーパードライビングにより6位と大健闘!アップデート効果もあったと思われます。マシン戦闘力が上がっているはずのザウバーですが、テクニカルディレクター解任のお知らせが入ってきました。

2017年に加入したヨルグ・ザンダーが離脱!

待て~!せっかく結果が出始めているに、そんな事やってたら安定した改善ができないだろうに・・。2019年マシンの開発が始まるこの時期はこういう事が起こるのよねぇ。マクラーレンもそんな噂があるなぁ。

アルファロメオ(フェラーリ)からの横槍が入ったのかわからないけど、テクニカルディレクターってほんと大変ですよね。