2019年のF1はこのフランスで8戦目となってしまいましたが、まだ+13戦もあるんだよなぁ。

ホンダは早くもSpec3を投入します。レッドブル2台は3基目、クビアトは4基目でペナルティとなる。今回はICEとTCの改良だと田辺さんは言っています。IHIとの共同開発タービンの空力設計で航空エンジン開発部門が有する知見と技術が反映されているとの事。

タービンの改良はパワーと回生における両面での効果が期待できる。ピークパワーよりもむしろMGU-Hの回生パワー増量が主な目的だと私は思っています。

フェラーリはフロントウィング改良バージョンを持ち込んできた。ダウンフォースアップによりターンイン速度が少しでも上昇すれば今後のパーマネントコースでの活躍に期待できるかも。

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フェラーリ:フロントウィング

https://www.autosport.com/

 

photo by @AlbertFabrega

翼端板側付近のフラップの幅が広がった、表面積的には増えた印象。そして翼端板自体ももっとアウトウォッシュを獲得するような改良を施している。

レーシングポイント&ルノー:ノーズ

2チームが同時にイカヒレ導入を目指しているようだ、2種類持ち込んでの比較テストをするのだろう。

https://www.auto-motor-und-sport.de/

レーシングポイントは凸ノーズのえぐりが凄い事になってる。

 

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ルノーはかなり湾曲したタイプ、メルセデスが2017年に導入したこの空力パーツはかなり浸透してきた。標準装備になりそうである。

レッドブル:ミラーウィング


レッドブルはミラー付近が大変な事になってますね。フロントウィングで跳ね上がった空気を上手くリアウィング下面に運ぶような気流制御になるだろうか。

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よくよく見ると、ミラーにあたった空気を横に飛ばすような構造にもなっている。この角度だとリアタイヤ上部、リアウィング翼端版外側に流れるよね。

フロントウィングは以前としてオーソドックスなまま、フロントホイールスポークを細くしてきた事からも、ブレーキダクトを通した空気の排出量を増加させたのかもしれません。

メルセデスとトロロッソの並んだところを見ると、メルセデスのフロントウィングの大きさが際立っている。

今年の正解とも言える空力セッティング、この領域までダウンフォースを増やす事はどのチームにも真似できない状態なのが、メルセデス1強とも言えるシーズンを作り出してしまっています。