予選はフェラーリが1,2グリッドを確保、マシン本来がもつドラッグが少ない事でスパでは無類の強さを発揮している。メルセデスやレッドブルがいかにウィングを寝かせようと埋められるものでは無い。

しかし決勝は燃料110kgとタイヤ摩耗の差がでるので、簡単には勝てないだろう。2台がスタートで1,2体制を維持出来れば勝つ可能性は限りなく100%に近づく。

F2では事故によりF1を目指していた若者を失った。そんな彼の為にも20人のF1ドライバーの素晴らしい戦いに期待したい。

ジョビナッツィは同一スペックのパワーユニットを全入れ替えして18番グリッドになります。

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スタート順とタイヤ

ピットインロスタイムは約18秒です。

ベルギーGP決勝レポート

天候は曇り、気温17℃、路面温度27℃でスタートしました。

https://twitter.com/F1

スタートが遅れたフェルスタッペンはライコネンと接触して左フロントタイヤが壊れた。ハンドルが効かなくなった状態でオールージュを直進してバリヤに激突してリタイヤとなった。

1周目からすぐにセーフティーカー出動となっている。サインツも接触していたようでリタイア、ライコネンも何処かバランスがおかしくなったみたいです。

Lap4終了直前

Lap5:レース再開しました。

Lap10:ぺレスがマグヌッセンをパスして7位

ベッテルのタイヤが厳しくなってきた、ハミルトンが1秒以内に迫る。

Lap11:ガスリーがマグヌッセンをパスして8位

Lap12:ヒュルケンベルグはMへ、ストロールはマグヌッセンをパスして9位

Lap13:クビアトはマグヌッセンをパスして10位

Lap14:ガスリーはMへ17位

Lap15:アルボンはマグヌッセンをパスして10位

Lap16:ベッテルはMへ5位、ぺレスはMへ13位

マグヌッセンドライビングスクールは崩壊した。

Lap17終了時点

Lap20:ノリスはMへ6位

Lap22:ルクレールはMへ4位

Lap23:ハミルトンはMへ4位

Lap24:ボッタスはMへ4位、アルボンはSへ15位

これでベッテル・ルクレール・ハミルトン・ボッタスの順になったトップ4

Lap25:クビアトはSへ13位

Lap26:マグヌッセンはMへ18位、ぺレスはリカルドをパスして7位

Lap27:ルクレールはベッテルをパスして1位、めずらしくフェラーリは早めのチームオーダー

Lap30終了時点

Lap32:ハミルトンはベッテルをパスして2位、アルボンはガスリーをパスして10位

クビアト、アルボンは共にソフトタイヤで元気が良いね!

Lap35:クビアト、アルボンはリカルドを立て続けにパスして7,8位

Lap37:アルボンはクビアトをパスして7位、ガスリーはジョビナッツィにパスされて11位

Lap38:ジョビナッツィはリカルドをパスして9位

Lap40:ガスリーはリカルドをパスして10位

Lap44:ジョビナッツィがクラッシュ、ノリスがリタイア、アルボンはぺレスをパスして5位

ルクレールは迫りくるハミルトンから逃げ切り念願の初優勝!

ベルギーGP決勝結果


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まとめ

ルクレールが見事に逃げ切った!迫りくるハミルトンをなんとか退けた勝利。

フェラーリ今季初優勝、シャルル・ルクレールのF1初優勝は彼によって故アントワン・ユベールに捧げられた。

この若者は本当に背負うものが大きい、友人であったビアンキの事もある。彼が本当に自分のための勝利を掴むのはいつになるのか、本当に心から嬉しいシャンパンファイトを出来るのはいつになるのか、その時まで見守っていきたいドライバーの一人です。

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今回はフェラーリの戦略がびたりとはまった、ベッテルを早めにいれてメルセデスを挟み込み、後からタイヤ交換したルクレールが追いついたらすぐに前に行かせる。その後ベッテルは壁役になりハミルトンのタイムをロスさせた。

チームが完全にルクレールに焦点を合わせたからこそ掴んだ勝利。来週のイタリアGPでも似たような戦略で地元勝利を掴んで欲しいと思う。

 

レッドブルはフェルスタッペンのスタートロスからの接触でリタイア、これは多分エンジンがもうダメっぽいなぁ。アルボンは序盤こそ集団に埋もれてしまったが、徐々にマシンをものにして好バトルを展開、最終周にぺレスを芝にはみ出しながらパスして5位となっている。並ぶ寸前のぺレスの幅寄せによるものだから問題にはならないだろう。

途中のタイヤ差を生かしたオーバーテイクも見事、ガンガン鼻先を突っ込んでいくスタイルは好印象だった。行ける時に行ける思い切りの良さは今後に期待がもてる。

トロロッソに移籍したガスリーも見事な走りだったと思う。マグヌッセンへのブロックはちょっと危険だったけど、闘争心が戻ってきた、そんな印象を受けた。

 

中盤からのクビアト、アルボンのソフトタイヤ戦略は、ホンダスペック4の力によってケメルストレートで前走者をパスするのに十分機能していたと思う。ラップタイム差で追いついて1,2周の間でオーバーテイクできる事は、タイムロスなく自分のレースを形作る事ができ、この2台は後方からの追い上げレースを見事に成し遂げた。

 

色々な事が起こり過ぎた週末、最後にはルクレールの初勝利によって流れが変わったと思う。まだまだあと8戦もあるF1グランプリ、素晴らしい戦いがあり、悲しい事故が無いレースになる事を願います。