2017年の世界規模でおこなわれるモータースポーツであるWEC、WRCからフォルクスワーゲングループのアウディとVWがそれぞれ撤退してしまう。

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ことの発端は2015年9月に発覚した”ディーゼルゲート”(フォルクスワーゲン・グループによる排ガス規制逃れ事件)が原因なのは明白ですね。

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アウディはスポーツカー選手権の耐久レースにおいてディーゼルターボエンジンで活躍していて、ハイブリットにおいても先駆者的な活躍をしてきました。

 

VWもラリー選手権において4連覇中となっており、フォルクスワーゲングループは参加する選手権において確実にチャンピオンを獲得しています。

 

今回は本業の車販売においての不正があり、その賠償金を捻出するためにやむなく活動停止という事で間違いないと思います。

 

 

2015年9月に発覚していながら2016年も活動を継続した事については、立派だったと思います。

 

本当なら2016年から撤退したかったはずだけど、関係者の今後の去就を考え2016年いっぱい活動したと思われます。しかも予算をしっかりかけて戦っていたと思います。

 

 

WECでは同じグループのポルシェが参戦継続なので、2017年はポルシェ対トヨタの対決になっていきますね。

ここ数年のアウディを含めた3つ巴の戦いは非常に面白かったんですが・・・・。

 

 

WRCはシトロエン、ヒュンダイ、M-スポーツ(フォード)と新規参戦のトヨタとなりますが、車両規定もかなり変わるようでトヨタにとっては楽勝にはならないでしょう。

 

VW勢のドライバーをトヨタは確保するチャンスでもあります。復帰初年度でのチャンピオンはこのVWの撤退で真実味をおびてきましたね。