この何日間かで元F1ドライバーのD・ワーウィック、T・グロッグ、M・ウェバーらが現在のF1の規則は間違っている、誰にでも乗れるマシンだ、オーバーテイクが簡単すぎるなどの発言が各メディアを通じてされている。

 

エンジン規定が変わってまだ2年目でチーム間の差が大きいため。去年からのメルセデス1強にさっそく飽きた人たちからのメッセージでしょう。

 

しかし彼らが走っていた時代も常に1,2強のチームがF1GPを絶賛していたはずだけど・・・。

引退してF1界から去ると言いたい放題言えてしまうのがまた面白いですね。しかし彼らの言うこともあながち間違いではないと私は思います。

ルノースポール
ルノーエンジン概要

私が考えるF1に求める規定をちょっと話したいと思います。少々お付き合い下さい。

 

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現代F1マシンの速さの差は空力が大半を占める

こんなことは私が言わなくてもご存知だと思いますが、高価な風洞設備を使い昼夜を問わずテストを繰り返してドラッグが少なくダウンフォースを得られるデザインにする事が勝つために必衰条件になっています。

2008年フェラーリ(K・ライコンネン)

リアウィングの面積がどんどん減っています。リアウィングで発生するダウンフォースはマシンの中でダントツに大きいです。それが小型化され、さらにマシンに近い位置にあるためにその効率を最大限に生かすボディーワークが必要です。

出典:オートスポーツweb
2015年メルセデスAMG(N・ロズベルグ)

 

タイヤ幅の縮小によるメカニカルグリップの減少

タイヤ幅は1992年までは18インチ(457mm)でした。それが今ではフロント245mm・リア325mmになっています。

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1992年マクラーレン・ホンダ(A・セナ)

タイヤによるメカニカルグリップが減少しています。コーナースピードを抑制するための措置でしたが逆にマシン全体の幅が縮小されトップスピードが上がってしまいました。

 

私的レギュレーション改革案

私が考えるレギュレーションはウィングの効率をチーム間の差を無くす事で、できればワンメイクのフロント・リアウィングの導入です。リアウィングは2008年頃の幅に戻し高さを1992年の頃に戻します。現状と同じくビームウィングは無しにしてボディーワークから受ける影響を可能な限り遠ざけます。

 

タイヤはフロント・リア共にあと100mm幅を広げます。これによりメカニカルグリップは大幅に増加します。

 

車体の方はハイノーズの完全禁止です。フラットボトム規制に近い考え方になります。ノーズ下面は面積を決め地面と平行で無くてはならなくします。ノーズデザインは空力の肝ですのでここのデザイン規制を強化します。

 

エンジンは現行のままですが燃料流量の増加と使用燃料量の増加でパワーアップさせます。できれば15000rpmの限界まで回せるエンジンにしたいです。カスタマー供給金額も規制し1500万ユーロ以下にしたいですね。そして年間基数は最低でも8基にします。

 

これだけやればトップチームと下位チームの差は明らかに減るはずです。差は絶対に無くなりませんそれがF1だからです。すべてワンメイクではどこかの国でやっている最高峰フォーミュラ選手権とかわりありません。開発があるからこそF1だと私は思っています。

 

まだまだいいたい事はあるんですがきりがないのでやめておきます。

F1レギュレーションの想像は思ったより面白いですね。自分の思うF1レースの想像ぜひおすすめします。