日本GPも含めて残すところ5戦となっていましたが、各チームのアップデート投入は止まりません。来季も現行規定の車体での戦いになるので来季マシンに向けてのパーツなど色々試される頃でもあります。

フロントタイヤの乱流をどうやって抵抗なく防ぐのか?これが今年もっとも重要なポイントのため、数多く改良され特にメルセデスのバージボードエリアはもうグチャグチャですよ。

画像はF1i.comauto motor und sportより引用しています。

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メルセデス:バージボード

F1界において一番複雑なバージボードエリアの空力パーツの数々。

マクラーレン:バージボード

マレーシアでアロンソのみに投入され、日本では2台ともに使用した新パッケージ。

フェラーリ:バージボード

マレーシアから導入されているものメルセデスに比べて圧倒的にシンプル。

ルノー:リアカウル

ボディ内のパーツ配置を変更してリアの丁度ギアボックス上の部分を下げている。空気の剥離を防ぐ効果があると思われる。リアウィングなどの効率アップに繋がる。

トロロッソ:フロントウィング

上のウィングステーが幅が広がったのが新バージョン。

下のウィングステーが長くなったのが新バージョン。

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まとめ

今年の目玉とも言うべきバージボードエリアの開発は留まる事が無いですね。フロントタイヤの乱流をどういう風に防ぐかに各チームの対応の違いが大きいです。

フロントウィングとバージボードのエアフローを可視化した動画↓

フェラーリはサイドポンツーンを後退させているので影響が少ないのか非常にシンプルです。メルセデスはあらゆる空気の流れを制御したいようで細かすぎる。鈴鹿では前に車がいるだけでガクッとペースが落ちる現象がみられたのでマシン全体がどんどん繊細になっているような気がします。

今年のトロロッソはここ数年の出来からすれば失敗のレベル、大きくコンセプトを変えたのが仇となったのか。少ない予算でアップデートが遅いですが何とかやっています。来季は頑張ってもらわなきゃ困るよキーさん。