トロロッソは2018年に向けてホンダエンジン(パワーユニット)とのパッケージングに苦労していると、ニュースサイトで記事になっていますね。これについては不安な部分が多いのは仕方ないでしょう。

2016年ルノーはメルセデスPU用だったマシンを、ルノーPUに再設計しましたがはっきり言えば駄馬でした。発表された時期がロータス⇒ルノーが2015年12月だったのだから仕方ないですが。

今回トロロッソは9月には正式に決定しているので、2016年ルノーの様にはならないと思っていますが既にルノーPUを前提とした設計であった事は事実です。

https://www.formula1.com/

英語版オートスポーツの記事がジェームス・キーの発言内容が濃いです⇒https://www.autosport.com/f1/news/133556/honda-layout-a-challenge-for-toro-rosso

Sponsored link

コンプレッサーの位置が異なる

今までコンプレッサーが後ろだったルノーやフェラーリを搭載してきたトロロッソにとって、前にコンプレッサーがあるPUは初で未知の領域です。

パワーユニットの前面はモノコックですが、コンプレッサーがある分のスペースが必要になります。たとえ数cmでも後ろに下げる事は重心位置が後ろ寄りになりすぎて運動性能の低下に繋がりますので、モノコック自体の設計を見直す必要がでてきます。

キーは2018年に向けた空力開発を無駄にしない事が重要だと考えているようです。

「我々は可能な限り最善の方法で車を適応させました。その結果、シャーシ設計、ギアボックスの動作など、全く異なるアプローチになりました。」

「我々はコンセプトを持ち越し、今年のマシンからさらに発展させた」

上記のような発言をしている事からも一通りの再設計は終わったと考えていいのかな。

ギアボックスはレッドブルテクノロジーが関与

一番の心配事になっていたホンダPU用ギアボックスは内部構造はRed Bull Technologyで、ケーシングはトロロッソの設計という事で、このあたりは予想通りレッドブルが関与している。

この新しいアプローチによってギアボックス自体が2017年のものより短くなると言う。

ギアボックス自体がマシンの強度やパワーユニットに大きく関わるパーツなため、レッドブルの内部構造を使うという事で一安心ですね。

Sponsored link


まとめ

トロロッソからこんな発言内容がでてくるなんて、トロロッソホンダの注目度が世界的にも高い事が伺えますね。ルノー⇒フェラーリ⇒ルノーに換えた時はこんな事はなかったような・・。

ホンダPUは明らかにレイアウトが異なっていてコンパクトであると言う事実。サイズゼロコンセプトを無駄に3年間してこなかった事がアドバンテージに繋がればいいです。

ヘイロー搭載による重量増も気にかかりますが、プレシーズンテストまで2ヵ月あるこのタイミングでのこのようなニュースはポジティブだととらえるべきなのか。

 

何にしてもレッドブルコーラを意識したカラーリングがカッコいいからいいかなw