マクラーレンホンダはカナダGPでは、かなりきつかったですね、予選こそ10位をとれたもののPUの燃費の悪さでレースペースが遅く、アロンソの11位がやっとでした。

 

 

今回は完全に実力通りです。最高速でも最下位でロングストレートで何もできずに抜かれていましたね。

 

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カナダGPでの予選タイム+1.448秒差

1 L.ハミルトン メルセデスAMG 1:12.812
10 F.アロンソ マクラーレン 1:14.260

アロンソはQ2タイムが最速でした。この予選ではアロンソはバトンの後方でスリップをうまく利用したようです。そのおかげて0.2秒タイムを短縮できたとバトンはコメントしています。

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モナコでも約1.5秒差、この高速カナダでも1.5秒差です。現実的にみてマクラーレンホンダの今の速さはトップから1.5秒差と言っていいと思います。

 

カナダGP決勝でのタイム差+1Laps

予選での1発ラップタイムなら1.5秒差ですが、決勝ではそうはいきません。

 

ホンダの現状最大の弱点である燃費のせいで、ラップタイムをあげることが出来なかった。

2016カナダアロンソlapsアロンソの全ラップタイムですが、54周目に17秒台のラップタイムを出してその後すぐに18秒台に戻しています。

 

これは燃費を気にせずにアクセルを踏んで出したタイムでしょう。

 

燃料が足りるとわかった終盤5周は、めいっぱい走って17秒台を連発していますので燃費さえ改善できればこれぐらいの速さのあるマシンだと言えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016カナダハミルトンLAps

優勝したハミルトンの全ラップタイムですが、綺麗ですね。

 

このラップで走らなくてはならないとなると、ここからの改善はいばらの道にしかみえません。

 

 

今年いっぱいは10位ぐらいを安定して獲得していれば御の字ですね。

 

 

来年は使用燃料の増加やタイヤ幅増加によるグリップの増加が控えています。もちろん抵抗も増えますのでさらなるパワーアップは是が非でも必要です。

 

タイヤによるグリップの増加はサスペンション関連の弱さを多少ごまかしてくれかもしれません。

 

マクラーレンホンダにとってはこの上ないチャンスが2017年にはあります。

 

2016年の今年はできることをしっかり示してもらいたい。ホンダの改善が目に見えてくるようになっているので、これからの中盤戦ちょっと期待してますよ。