F1第2戦マレーシアGPがせまっていますが、マクラーレン・ホンダがこの2週間でどこまで改善できたのか?そこがやはり注目ポイントですね。

 

Sponsored link

実質の改善作業時間は1週間しかない

オーストラリアGPが終わり実際にチームが本拠地に帰れるのは3日後ぐらいだろうか、だいたい水曜日というところでしょう。そして次の水曜日にはマレーシアに向けて飛び立たなければならない。

 

もちろん別同部隊が現地からのデータをもとに改善作業にあたっているが、現場の生の意見や対策はやはり現場での経験から活かされるものが多いと思われる。オーストラリアGPでエンジントラブルになったケビンのマシンはエンジン自体を開けるのはファクトリーに帰ってからと新井プロジェクトリーダーは語っていた。

araisan

ファクトリーでの解析作業とそこから得られる改善課題などとても1週間程度で形になるようなものではないが、ホンダファンなら少なからず期待してしまう。

 

また、あのオーストラリア状態で走るんでしょうか・・・。いやホンダとマクラーレンなら何かしらの改善はできているはずです。

 

J・バトンとF・アロンソのベテランドライバーに課せられた開発への使命

オーストラリアでのあのバトンの見事なドライブにはある意味感銘をうけました。なんとしてもマシンを走らせる、走り続けるぞというオーラを感じた。マシンは去年のマルシャやケータハムなみに遅いのにすごい気迫に満ちたドライビングだった。

オーストラリアバトン

バトンは戦闘力のおとるマシンでフォースインディアのペレスを抑え続けた。見ている限りやはりコーナーからの立ち上がりとちょっとの直線があれば簡単に置き去りにされてしまうが、コーナーではターンインから加速に移るまではいい感じに回っていた。

ホンダにとってバトンのこの完走は本当に貴重なデータになったに違いない。バトンもそれを十分理解していて見事に仕事をやり終えてくれた。

 

マレーシアから走り出すアロンソにも同じようなドライビングが要求される事は必然だろう。この序盤の遠征GP(欧州から離れている)が終わるまでは、はっきりいってテストだと私は思っている。勝負は二の次でその土俵に上がる事ができるかはチャンピオンドライバー2人の開発能力がモノを言う。

 

そのためのバトンでありアロンソなんだから。そして二人共そろって親日家ってところもまたいいよね!ホンダにとっては高材料な部分でもある。