実に惜しかったアメリカGPの結果、好走していたアロンソがまさかのPUトラブルでリタイヤ、完走出来ていれば8位あたりは確実だったはず。

それ以前に未だにまともに走り切れないホンダPUが不可解極まりない。マシン側にも問題がある事が懸念されるが、チームとの連携部分が崩壊しているため、こんな結果は最終戦まで続きそうだ。

ホンダレーシングF1のメキシコGPブレビュー⇒http://ja.hondaracingf1.com/2017/index/mexico-gp-reports.html

以下引用文となります。

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長谷川 祐介 株式会社本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者

「残念な結果に終わったUSグランプリを終え、次は国境を跨ぎメキシコに向かいます。まずはこの場を借りて、今回のメキシコの地震により、犠牲となられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災者の方々に対して心からお見舞い申し上げます。

F1のカレンダーに復活してから3年目を迎えるメキシコGPでは、ファンはいつも熱狂的ですし、ラテン独特の陽気な雰囲気の中でレースをすることを楽しみにしています。また、我々の同僚であるHonda de Mexicoの皆さんからの温かいサポートをもらえることも、いつも心強く感じています。

今回のレース会場となるエルマノス・ロドリゲス・サーキットは、標高約2,300mの高地にあり空気が薄いため、PUからパワーを引き出す上で独特のセッティングが必要となるという点で、ほかのサーキットとは大きく異なる特性を持っています。

また、長いストレートを持つサーキットレイアウトですので、それを考慮しながらどのようにエンジンパワーをマネジメントするかという部分で、我々にとっては非常に難しい戦いになることを想定しています。ただ、他チームにとっても条件は同じですし、昨年までの2年間で得たデータも活用しながら、難しい状況下で最大限の力を引き出すべく、マクラーレンと一緒に戦略を立てていきます」

フェルナンド・アロンソ

https://www.formula1.com/

「先日地震で被害を受けたメキシコに向かい、難しい状況に置かれている皆さんへできる限りのサポートをお見せするのは、とても大切なことです。

メキシコシティのファンの皆さんは、コース上の至るところで温かい声援を送ってくれ、特にアリーナセクションでは信じられないほどの歓声を浴びるなど、そのサポートは世界で一番です。私にとっては母国語であるスペイン語でコミュニケーションが取れるのもうれしいです。メキシコという国も、そこで暮らす人々も大好きなので、喜んでもらえる戦いを披露したいと思います。

オースティンで起きた問題によってグリッド後方からのスタートになる可能性があり、厳しいレースウイークになるかもしれません。コースはオーバーテイクが難しく、トラフィックに悩まされることも多くあります。ただ、ポジティブな面もあり、米国でのフリー走行で多くの部品をテストして、いい評価が得られたので、それをメキシコで実戦投入できればと願っています」

ストフェル・バンドーン

「大きな災害に遭った皆さんへお見舞いを申し上げるとともに、全力でサポートしていくことを思いながら、メキシコシティへ向かっています。

ロングストレートがあり、標高も高いという特性が、McLaren-Hondaにとって厳しい戦いを強いることになるかもしれません。私はオースティンで決勝前にパワーユニットを交換したので、メキシコではペナルティーがなければと願っていますが、現在精査を行っているところで、なにが必要になるかは金曜まで分かりません。

メキシコシティへは2年前に来ましたが、すべての体験がとてもよかったです。街の中心部に滞在しましたが、本当にいい都市でしたし、コースにあふれるすばらしい雰囲気を覚えているので、再訪できるのを楽しみにしています。ファンの皆さんは最高で、特にスタジアムセクションは多くの人が詰めかけ、とてもクールな光景が見られます。今はエンジニアとシミュレーターを使って準備に励んでおり、金曜日にコースを初走行できることにワクワクしています」

エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director

「まず初めに、私個人から、そしてチーム全員を代表して、9月にメキシコで起きた大地震の被害に遭われた皆さまへ、お見舞いを申し上げます。メキシコシティがカレンダー入りしてまだ日が浅いですが、大好きな街ですし、今週末は我々の皆さんへのサポートと連帯をしっかりと示すとともに、驚くべき早さで進んでいる復興と、メキシコの友人たちによるすばらしいホスピタリティーにスポットライトを当てる、いい機会になればうれしいです。

勝利を約束することはできませんが、我々は、オースティンでそうだったように、困難な状況であっても全力を尽くして戦います。フェルナンドは先週末に発生したパワーユニットの問題によってペナルティーを受けるかもしれないものの、彼はグリッド後方からでも気持ちのこもった戦いをする準備ができていることは疑いようもありません。ストフェルにもなにが起こるか分かりませんが、彼にとっては初走行となるコースで、可能な限りチャンスを高められるようにしていきます。

メキシコシティは高温多湿であることに加え、標高がエンジンの冷却と出力に影響するため、どのチームにとっても難しいコンディションになります。過去2年間、ここでレースをした経験から、そうした特性について多くを学んでいるので、それらをいい方向に活用したいです。ポイントスタンディングで大幅な浮上ができるとは考えていませんが、決してあきらめず、できる限りのベストを尽くしてこの厳しい2連戦を締めくくりたいと思います」


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まとめ

アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスは全長4.304kmで決勝レースは71周となっています。

https://www.formula1.com/

全開率は47%で最高速はスピードトラップ計測地点もある1コーナー手前で345km/hとなっています。

燃費は1周1.45kg×71=102.95kgとなる模様、平均速度が昨年で200km/hを下回っており。ストレートの長さに気をとられがちですが低速サーキットの部類になります。

一番問題は空気の薄さで、エンジンパワーを奪います。ホンダとしては圧倒的に不利なコースです。

 

※ホンダのMGU-Hのトラブルは、読者様の色々なコメントをみて考え直してみましたが、今季から導入したセパレート式レイアウトによるシャフトの振動が主な原因かもですね。

シーズンが終わらない事にはホンダから何が原因でした。と言うコメントは絶対出てこないだろうし推測にすぎませんが。