ホンダ陣営がハンガロリンクで行われるF1第10戦ハンガリーGP(26日決勝)に向けて意気込みを語っています。

 

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ホンダF1プロジョクト責任者新井さんコメント

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「ハンガロリンクは曲がりくねったサーキットで、低中速コーナーが連続するとともに高低差もさまざまに変化することで、追い抜きは非常に難しくなります。すべて腕が試されるきついコーナーになっていますが、よどみなく走ることになり、ストップ・アンド・ゴーのサーキットとは一線を画しています」

「長いストレートがなく、アクセル全開の区間があまりないことから、このサーキットはほかのサーキットに比べるとパワーユニットへの負担は大きくありません。しかしうねりのある個所が多いことから、エネルギーの管理やコーナー出口での低速ギアに関してはさらに正確さが求められます。エネルギーマネジメントのためのセッティングを正しく行うことが、今週末を通じて非常に重要になるでしょう」

「シーズン前半最後のレースに向けての目標は、このサーキットにおいてエネルギーマネジメントを正しく行うこととERS(エネルギー回生システム)をフルに活用して、ドライバーたちの技が輝きを放つことができるようにすることです」

マクラーレンのブーリエのコメント

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「これからもファイティングスピリットを絶やさない」
「先週、ジュール・ビアンキの悲しい知らせを受けたことで、F1は重苦しい心を抱えながらブダペストへ向かうことになる。我々は全員がそれぞれに彼のことを記憶にとどめることになる。だが、F1も日曜日には彼の死を悼んで全員で黙とうをささげることになるだろう」

「今回のニュースによりいろんなことを大局的に見つめることになった。だが、我々は最近のレースで見舞われた不運を払いのけることを目指してハンガリーに向かうことになる」

「連続して1周目に事故が発生し、新しいコンポーネントや改良パーツがその力を示す間もなく破壊されてしまったことは大きな不満として残っている。だが、フェルナンド(アロンソ)とジェンソン(バトン)はゆるぎない信念と前向きさを示しているが、それはチーム全体にも言えることだ。彼らは素晴らしい財産であり、この厳しい時期にあっても全力をつぎ込んでくれる彼らは本当に貴重な存在だ」

「同様に、ホンダもこれまでのように全力で取り組む姿勢を見せてくれている。我々はともにファイティングスピリットと回復力を示しているし、再びトップ争いをするためにパフォーマンスと信頼性の改善に取り組んでゆくだろう」

「ハンガリーでは、我々の組織が抱えている潜在能力を解き放つきっかけとなるようなパフォーマンスを発揮できることを期待している。今後のレースに向けて今一度活力がみなぎるのを感じながら夏休みに入ることができれば素晴らしいだろうね」

マクラーレンのアロンソのコメント

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「ジェンソン(バトン)と僕はどちらもハンガリーでF1での最初の勝利をあげたんだということを考えると面白いね。もちろん、僕にとっては特別な場所だし、これからもずっといい思い出を抱き続けるところだ」

「僕はここが本当に好きなんだ。いいラップタイムを刻むために本当に攻めていかなくてはならないサーキットだ。低速サーキットだと考えられているけれど、裏手の部分の流れは本当にいいし、全力で立ち向かうことが求められる。特に、ターン6から左に曲がる部分は本当に素晴らしいよ。ブラインド状態で頂点に達するし、ここを完ぺきにこなすのは本当に難しいんだ」

「チームもこのレースを楽しみにしていると思う。このサーキットは僕たちが着実に進歩を遂げていることを示す機会も与えてくれるだろう。そして、そうなることを期待しているけれど、すべてが順調に運べば、この週末はそれほど難しいものとはならないはずだ」

マクラーレンのバトンのコメント

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「ホンダエンジンとともにハンガロリンクに戻るのはうれしいね。ホンダにとって最後に優勝したのは2006年のこのサーキットでのことだったからね。もちろん、ここは僕の心の中にも刻まれているよ。ドライバーにとって最初の優勝は特別の出来事だからね。でも、それは別としても、僕はいつもここを楽しめているよ」

「シルバーストン(イギリスGP)でのレースはものすごく残念だったけれど、フェルナンドがポイントをとってくれて報われたよ。技術部門では休みなく頑張り続けている。MTC(マクラーレン・テクノロジー・センター)でずっと努力が続けられているのも自分の目で見てきたし、さくら(栃木県さくら市にあるホンダの開発拠点)で達成されてきた仕事に関しても耳にしている。僕たちはゆっくりとだけど、堅実に目標に向かっているよ」

「もちろん、いい結果が出せていないから、それを立証するのは難しい。でもシーズン後半に向けての自信を得て夏休みを迎えることができるよう期待したいね」

 

これと言って決定的に自信のあるコメントはありませんね。このハンガリーではホンダのパワーアップはほとんど無いでしょう。

 

おもにエンジンコントロールプログラムが改善されているにすぎません。せっかくの3週間インターバルでしたが根本的な解決はやはり来年でしょうね。

 

しかしハンガリーはマクラーレンホンダにとっては低速サーキットで結果を出せるはずとチームも期待しています。

 

私自身期待したい反面、ハンガリーは空力がものをいうサーキットのためマクラーレンの現状の不安定な空力アップデートは足を引っ張るかもしれません。