まだ走り出していないトロロッソ・ホンダなんですが、嫌なニュースが一つ入ってきている。

2013年7月から働いていた空力エンジニアが離脱したと言う。またサインツのレースエンジニアもフェラーリに移籍しているようで、人材の流失はあまり良い事ではないですね。

マクラーレンのテクニカルディレクターは、ルノーとのパッケージングが妥協無く完成したと発言している。

Sponsored link

トロロッソのエンジニア流失

autosport⇒Toro Rosso Formula 1 team splits with its head of aerodynamics

エアロヘッドのブレンダン・ギルホームが離脱、空力部門の再編に直面する

ギルホームは、以前はBMWザウバーのメルセデスとエアロダイナミクスのグループリーダーでも主要な空力エンジニアとして働いていたトロロッソに2013年7月に入社しいます。

テクニカルディレクターのジェームス・キーと緊密に協力し、トロロッソのHondaを搭載したSTR13の開発に数ヶ月間集中していたようです。

 

この2013年からって事は、2014~2016年の新PU規定マシンに大きく関わってきた事になります。トロロッソのマシンが良かったとされる期間に見事にはまりますね。

ああ頭の痛い難題がまた一つ発生ですね。

マクラーレンは妥協無くルノーとのパッケージが完成

https://www.formula1.com/

autosport⇒McLaren has overcome Renault F1 engine packaging headaches

マクラーレンのテクニカルディレクター、ティム・ゴスは、2018年F1のシャシー設計を妥協することなく、ルノーのエンジンアーキテクチャーによるパッケージングの頭痛をうまく解決したと確信しているとの事。

後方にあるターボ関連パーツ

ホンダ、メルセデスとフェラーリ、ルノーの大きな違いと言えば、コンプレッサーがエンジンの前と後ろの違いでこれが全体パッケージに及ぼす影響は大きい。

燃料タンク、ギアボックス、リアサスペンションに対する影響は大きいため、ゴス氏は次のような発言をしている。

「シャーシを再構成し、冷却システムを変更し、ギアボックスを再構成する必要がありました。」

「しかし、私たちは時間をかけてシャーシに大きな妥協をせずにこれを管理しました。それはかなり大きな変化でした。」

「ルノーのエンジンは、シャーシ内にさらに前に座ります。 ホンダではエンジンの前部に空気取り入れ口があり、その長さがパワーユニットから出てきました。 その結果、シャーシは長くなっていた。」

エンジン後方は、はるかに簡単な作業で終わったとも言っている。

「エンジンは前方に押し出すことができ、エンジンと排気の空力的妨害はシャーシの後ろの前方に移動しているため、かなり良好です。」

結果として、マクラーレンの大きな仕事の一つは、リアサスペンションの内部構造を再設計して、ギアボックスを長くする事になったようです。

Sponsored link


まとめ

トロロッソの中核をなすエンジニアの離脱は、ちょっと困った事になりそうで心配です。後任がしっかり育っていれば問題ないですが。

ホンダの元女房マクラーレンの私たちは良い発言は続いているけど、ここにきてマシンの大まかな改変の内容が明かされるなど、ちょっと不気味だな。

エンジンが前進する事での利点があるような言い回しだけど、重心の高い位置にあるターボ関連パーツが後方にあるのは、あまり良い事ではないだろうに。

 

こんな発言を聞いていると、予想よりもレッドブルに近づけそうな気になってくる。

 

いかんいかん。マクラーレンのメディア戦略にまんまとはめられてるわw