ホンダの新しいパワーユニットはパワーも無く、信頼性も無いという2重苦にさらされています。ロシアGPの行われたソチは直角コーナーが多くストレートも多いストップ&ゴーサーキットであり、パワー面での苦しい状況がはっきりと見えています。

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ロシアGP予選タイム差+3.466秒

ドライバー チーム タイム ギャップ
1 セバスチャン ベッテル Ferrari 1:33.194
15 フェルナンド アロンソ McLaren 1:36.660 3.466

パワーが無いとこうなりますって教訓的数字ですよ・・・。ザウバーよりちょっと速い程度のマシンをアロンソの腕でこのポジションまで引きあげています。

来年はザウバー・ホンダとなるので、来年もザウバーより速いのは確定です。

ロシアGP決勝タイム差+1laps

アロンソはフォーメンションラップでリタイアとなり、バンドーンは1周遅れとなっています。

ウィリアムズよりコーナーが速いとの発言が前にありましたので、マッサと比較してみます。

優勝したボッタスからは大体2.9秒ほど遅いラップタイムで周回していますね。メルセデスエンジンを積むウィリアムズのマッサは大体1.4秒遅れで周回している。

  • ウィリアムズとの差は1.5秒
  • メルセデスとウィリアムズの差は1.4秒

ウィリアムズは車体差のみで1.4秒遅い、マクラーレンの車体がウィリアムズより0.5秒速いと仮定した時マクラーレン+メルセデスなら0.9秒遅れとなる。

  • 2.9-0.9=2.0秒

パワー面では約2.0秒遅れと計算できる事になります、いささか強引な計算ですけどホンダが足りてないパワーはラップあたり2秒となってしまいます。

最高速度なんか見てもザウバーより遅く昨年型フェラーリより実質パワーが無い事を考慮してもこの差はちょっと酷いです。

次はテストでほとんど走行出来なかったバロセロナで行われるスペインGPです。ここでは各チームデータを豊富に持っていますので、マシン本来の力がわかります。

スペインの差こそが本当に足りないスピードとなります。

ロシアGP後ホンダプレスリリース

https://www.formula1.com/

フェルナンド・アロンソ

「厳しい状況ですし、フラストレーションがたまります。毎週末、同じことの繰り返しです。フォーメーションラップの際にパワーユニットに通常の出力がなかったので、ステアリングホイール上で設定を変更するようエンジニアに指示されました。

残念ながら、それでは解決せず、そのラップの最後にエンジンがシャットダウンしました。スタートする前に、自分のレースが終わってしまいました。今日はレースに出場できず、今季はこれまでに完走すらできていないというのは、非常に厳しい状況です。

それでも F1 は私の人生そのものなので、状況を早急に改善できることを願っています」

ストフェル・バンドーン

「14位というポジションは、おそらく今日達成し得るベストな結果だったと思います。スタートはまずまずでしたが、1コーナーでのアクシデントを回避しなければなりませんでした。そのため、2コーナーでマーカーの外を走行し、5秒間のタイムペナルティを科せられました。

ただ今日の結果に、そのペナルティによる影響があったとは思いません。かなり普通のレースでしたし、私はいま自分たちに出せる精一杯のペースで走行していました。できる限りのことはしましたし、14位という結果は、今の私たちの状況を反映したものだと思います。

今日、フェルナンドがスタートできなかったことは、信頼性の面でまだ多くの課題が残っていることを示しています。2戦連続で合計2台のマシンがスタートできなかったことになります。残念ではありますが、少なくとも今日は私が完走しました。チームと私自身にとって、多くのことを学ぶ機会となりました。ただ、ペースに関しては、まだ十分な速さがありません。それは確実だと思っています。」

エリック・ブーリエ:McLaren-Honda Racing Director

「このような結果ままで終わるわけにはいきません。14 位完走という結果は、McLaren-Hondaの F1 での目標ではありません。このレベルのパフォーマンスが長く続かないように、我々は懸命に仕事をしています。レース週末に信頼性やパフォーマンスの問題に直面するのは、本当に残念です。

今のポジションから脱出するために、チームが一丸となって仕事に取り組む必要があります。今日はパフォーマンスに制約があったことを考えると、ストフェルは非常に落ち着いた効率的なレースをしてくれました。

タイヤと燃料をマネージするために指示されたことをすべて確実にこなしました。先ほど申し上げた通り、14 位というのは注目に値する結果ではありませんが、今日のレースでマシンが達成し得る結果そのものでした。ストフェルが完走し、有益な距離を走行してくれたことはよかったです。

フェルナンドについては、私も彼のフラストレーションを感じています。2 戦連続で 1 台のマシンしかスタートできなかったというのは、許されないことであり、この弱点はすぐに解決する必要があります。当然のことながら、アロンソはがっかりしていましたが、状況は必ず改善します」

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長谷川 祐介: F1 プロジェクト総責任者

「今週も非常に厳しいレースウィークエンドとなりました。 それでも、昨日の予選結果により 15 グリッドダウンのペナルティを受けるという難しい状況のなか、ストフェルがレースを完走してくれたことは、我々にとって前向きになれる結果でした。

当然 14 位と言う結果は満足できるものではありませんが、ここまで各レースでさまざまなトラブルに苦しんできたなかで、彼が開幕戦以来の完走を果たしてくれたことを嬉しく思っています。

今日のストフェルは、燃費とタイヤのマネジメントが難しいこのサーキットでコンスタントなペースを維持しながら、いい走りを見せてくれたと思います。

フェルナンドについてはフォーメーションラップの間に PU からのパワー供給を失ったため、スタートを断念せざるを得ませんでした。回生関連の問題を疑っていますが、これからさらに調査をしていく予定です。

2 台のマシンが一緒にレースを完走できないことは非常に残念に思っていますが、諦めずに前進を続けなくてはいけません。この先の数レースの中で PU のアップデートを計画していることもあるので、引き続き開発に全力を尽くし、さらなる戦闘力向上と高い信頼性を得るために努力を続けていきます。」