金曜日の日本時間20時よりフリー走行が始まります。ここ2戦ホンダ側トラブルでのリタイアはありませんが、車体側で破損系トラブルが発生しています。

ダウンフォース増大による走行抵抗の増加に対する各部パーツの強度が不足していると思われます。軽量化の上でのバランスをとるのは難しいですが、メルセデスやフェラーリに出てないトラブルですからねマクラーレン大丈夫なのか。

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ホンダ:長谷川さんのコメント

「雨模様で寒かった中国での週末をへて、これから乾燥して熱いという全く逆のコンディションが予想されるバーレーンへと向かうことになります」

「中国でのレース結果は非常に残念なものでした。しかし、そうした結果にもかかわらず、リタイアで終えるまではいくつもの前向きな手応えを得ていましたし、難しいコンディションにおいて勇気づけられるレースとなっていました」

「今季序盤の2レースを終え、我々のパワーユニットの信頼性が進歩したことには自信を持っています。そしてバーレーンではさらにパフォーマンスも示せると期待しています。マクラーレン・ホンダにとってのホームレースでもありますし、この勢いを持続できるよう期待しています」

「熱いコンディションと、このサーキットの2本の長いストレートがパワーユニットに大きな負荷を与えることになります。ですから決して楽な週末になるとは考えていません。マクラーレンと共にフリー走行を通じて最善のセットアップを見つけることに集中していきたいと思いますし、信頼性も確かなものにしたいと思っています。ファンにここでいいレースを見せたいと期待していますし、ポイントを獲得するために最善を尽くしていきます」

マクラーレン:ブーリエのコメント

「2004年にここでのレースが始まって以来すでにここで12回のグランプリが開催されてきたが、驚くことにマクラーレンはまだ一度もここで勝てていない。それとは逆に、フェルナンド(アロンソ)は3回以上もこのレースで勝っているし、ほかのどのドライバーよりも多くの勝利数を誇っている」

「しかし、非常に残念ながら、今度の日曜日にフェルナンドがその素晴らしい勝利数記録を伸ばし、マクラーレンが未勝利記録を終わらせることができる可能性も極めて小さいだろう。だが、もやが立ち込め、雨模様で寒かった上海よりは天候はかなりよくなるだろうし、それによって先週末よりは多くの走行を行えるだろうと期待しているよ」

「このレースはストフェル(バンドーン)にとっては初レースから1年ぶりのものとなる。あれは称賛に値するレースだった。彼はF1デビュー戦でポイントを稼いでみせたのだからね。彼とフェルナンドは今度の週末でもポイント圏内でフィニッシュしようと懸命に頑張ってくれるはずだ。そして、まだ約束めいたことや予想めいたことをするつもりは決してないものの、彼らの努力が実を結ぶことを期待しているよ。それに、バーレーンはストフェルにとってはGP2時代にいい成績を残せたところだ。3年前にそのシリーズにデビューしたときに勝っているんだからね」

「最後に付け加えておきたいのは、バーレーンはマクラーレン・ホンダにとって3つあるホームレースのひとつだということだ。シルバーストン(イギリス)、そして鈴鹿(日本)があとの2つだがね。今年最初のポイントを獲得するにふさわしいレースだし、それを実現するためにベストを尽くしていくよ」

https://www.formula1.com/ 中国GPで卓球をするアロンソとバンドーン

マクラーレン:アロンソのコメント

「またバーレーンへ行くのを楽しみにしている。特に、昨年僕はあそこでレースができなかっただけにね。あそこでは僕は3勝をあげているし、いい思い出があるんだ。それにトワイライトの中でレースをするのも楽しいしね」

「バーレーンGPはいつもかなり長いレースとなる。だから僕たちにとっては、パフォーマンスよりはまず砂漠の熱と厳しいコンディションに耐えうる信頼性を確かなものとすることが最優先事項になる」

「パフォーマンスに関してだけど、僕は上海ではリタイアするまですごく有望なポジションを走行していたし、僕のペースは予想よりもかなり強いものだった。だから、バーレーンでもまたいい意味での驚きを得られればうれしいだろうね」

「僕たちにとっては今度も難しいレースになるだろう。長いストレートがあるから楽ではないし、エンジニアにとってもやるべきことが山のようにあるよ。ブレーキの摩耗と燃料消費も大きい。そして、週末を通じて路面温度が変化するからセットアップも難しいんだ。いつものスケジュールに比べて遅い時間に、夜に向けてレースをすることになるからね」

「僕はガレージを出るたびに、自分たちのパッケージから最大の力を引き出そうと死にもの狂いに取り組んでいる。そしてバーレーンでも、いつもとまったく同じ姿勢で週末に臨んでいくよ」


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マクラーレン:バンドーンのコメント

「2016年のバーレーンGPにはすごくいい思い出がたくさんあるんだ。あれから1年たった今、僕はマクラーレン・ホンダのフルタイムドライバーになったし、過去12か月の間に多くの経験も積んで来ている。もちろん、僕はどのグランプリにおいても改善できるよう懸命に取り組むつもりだよ。今年は僕たちにとっては困難なものになるだろう。だけど僕は常に懸命にレースをしていくよ」

「僕にとって一番重要なのは走行距離を伸ばすことだ。そしてバーレーンでは上海のときよりも間違いなく天候がよくなるはずだ。だから週末を通じて可能な限り多く周回ができるよう期待している。僕はこのサーキットをよく知っているし、2015年にはGP2で2回ここで勝っている。だからここのレイアウトでは気持ちよく走ることができる。つまり、今回はすでに自分が知っていることをベースに取り組むことができるんだ」

「中国では困難な週末になるだろうと予想していた。バーレーンではもっとよくなるかどうかは分からない。たった1週間しかないし、その間に適用できる変更も限られているのは明らかだ。だけど、いつものようにベストを尽くしていくよ。クルマは間違いなく改善しつつあるし、フェルナンド(アロンソ)も僕も自信と競争力を感じている。とりわけ、コーナーではね。だから、このサーキットでどういうことが可能なのか、様子を見ていかないとね」

バーレーンとマクラーレンの関係

バーレーンの国営投資会社マムタラカトがマクラーレン・グループの50%の株式を所有している筆頭株主なので、ホームレースって事になります。

バーレーン後テストでホンダ新スペック?

スペインのメディアが、バーレーンGP後に行われる2日間のテストにホンダが新パワーユニットを持ち込むと報じているらしい。アロンソ寄りなスペインメディアですからね、信憑性に欠ける話ですね。

今回のテストではパワーユニット側の冒険は無いと私は思います。走れるテストをして空力と車体のバランスを試すのが今は先決です。

テストでは各チーム1台しか走る事ができないため、トラブルが多発しそうなパワーユニットは使えないでしょう。どっちにしろレースエンジンは使わないから多少改善されたモデルになる事は確かだと思います。