マクラーレンとホンダの今期限りでパートナーシップ終了が発表されたシンガポールでは、低速サーキットであったためバンドーンが7位入賞しています。やっと結果が出始めたマクラーレンホンダ長い長いトンネルでした。

この2週間でマクラーレンのルノー上げホンダ下げ発言が多すぎて憂鬱でした。ブーリエいい加減にしろ!来年レッドブルに負けて負け惜しみの発言が多くなるのがわかっているだけにブーリエ発言ブロックしたいと思う今日この頃です。

ホンダは今後、信頼性重視の方向性になったようです。しっかり走って貴重なデータ蓄積に精進して下さい。

ホンダレーシングF1のマレーシアGPブレビュー⇒http://ja.hondaracingf1.com/2017/index/malaysia-gp-reports.html

以下引用文となります。

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長谷川 祐介 株式会社本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者

「今週はアジアシリーズの3連戦の第2戦の地、マレーシアに向かいます。前回のシンガポールに続き、暑さと湿気の中での戦いで、タフなレースになることを予想しています。波乱となったシンガポールGPは、不運なアクシデントによりチームにとっては残念な展開でしたが、その中でも確実にポイントを獲得することができました。全体としては週末を通していいペースをみせられており、その点はポジティブに捉えています。また、アクシデントによるダメージが懸念されたフェルナンドのPUについては、HRDさくらでの確認の結果、問題がないことが分かりました。

セパン・サーキットはグランドスタンドを挟む形で位置する2本の長いストレートと、さまざまなタイプのコーナーが混ざったレイアウトです。パワーサーキットで楽なレースになるとは思っていませんが、雨が多いことも特徴で、先日のシンガポールGPのような波乱の展開も有り得るので、チャンスを逃すことのないように、さまざまなケースを想定して準備を進めます。セパン・サーキットでは1999年からグランプリの開催が続いてきましたが、残念ながら今年が最後のレースになりますので、マレーシアのファンの前でいいレースをみせられればと考えています」

フェルナンド・アロンソ

「シンガポールGPを終え、気持ちは次のレースへと切り替わっています。早くマシンに戻り、今度は1コーナーよりも先へ進めればいいですね! もちろん、前戦で起こったことにはがっかりしていますし、他車のアクシデントに巻き込まれてしまったことにフラストレーションを感じてはいます。年間で最大のチャンスでしたし、本当に高い競争力を発揮するだけのポテンシャルがあったので、完走してポイントを得ることでそれを証明できなかったことは残念です。ただし、ときにこうしたことは起きるものなのです。

マレーシアの環境は、シンガポールによく似ていて、高温多湿でドライバー、マシンの双方に厳しいものです。計算上は相性がよくなさそうですが、全力を尽くします。今季も残り6戦となりましたが、すべてのレースでできるだけいいポジションでフィニッシュできるように、全精力を注ぎます。セパンは長いストレートがあり、最高速とパワーが求められるため、セッティング面では難しいものがありますが、さまざまな特性が混ざったコースでもあるので、低速コーナーで弱点を補うことができるか見てみようと思います。混乱を避け、堅実なレースができればと願っています」

https://www.formula1.com/

ストフェル・バンドーン

「シンガポールでポジティブな結果を出せて、マレーシアに向かうのを楽しみにしていました。前戦では週末の間ずっと手ごたえを感じ、各セッションで安定したパフォーマンスを発揮できました。それだけの力があったのに2台そろってのポイント獲得ができなかったのは残念ですし、フェルナンドは本当に不運でした。ただ、少し自信を持ってクアラルンプールへ向かうことができますし、この勢いを持続させていきたいです。

シンガポール同様、マレーシアも僕にとっては初めてレースをする場所です。これが当面の間は最初で最後のマレーシアGPになってしまうのが残念ですが、だからこそ全力を尽くしたいです。コースはかなり面白そうに見えます。チャレンジングでシンガポールと似た気候ですが、僕らのマシンができることをしっかりと出していければと思います。シンガポールのコースよりも相性はよくないと思うので、なにが起きるか慎重に見ていかなければなりませんが、過去のレースを見ていると波乱があったり、突然の雨の可能性もあり、そうしたチャンスを確実にものにして少しでも上の順位を目指します」

エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director

「セパンは我々にとって厳しいサーキットであるのは間違いありません。それはパッケージに関しても、ドライバーにとっても言えることで、一年の中でも気温、湿度ともに一番高くなります。我々の選手は、フィジカル的にも高い能力を持っているので、いつものように準備万端にしてレースウイークに臨んでくれると思います。エンジニアに対しては、この環境が独特の技術的な挑戦を求めます。
パフォーマンス向上とともに冷却の面でも週末を通じて最善の策を練らなければなりません。パフォーマンス面では、ここ数戦と同様に予選でQ3進出を目指します。また、こうした気候の下では、信頼性がカギになります。ポイント獲得は、きちんと完走できるマシンで、1周目の混乱に巻き込まれなければ可能だと思いますが、言うは易く行うは難し、というものです。ただし、ドライバーからはMCL32はバランスがよく、低速コーナーでの力強いトラクションがあるという意見が上がっており、どちらもマレーシアのような気候では強みになると思います。19年間開催が続いたセパン・サーキットに別れを告げなければなりませんが、マレーシアのファンの前でいいパフォーマンスをおみせできればと思います」


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まとめ

セパン・サーキットは5.543kmで決勝は56周で争われます。トップスピードは330km/hとなっていますが、ダウンフォースがそれなりに必要となるため、空気抵抗を打ち破るパワーが必要、ホンダにはつらいところでしょう。

エンジンマッピングによる予選モードで20kwものパワーアップをしているようですが、その際ルノーに匹敵するパワーとなるらしいのでQ3へ進めれば御の字。

燃費は1周1.79kg×56=100.24kgとなり燃費に関しては問題なさそうです。昨年はアロンソ7位、バトン9位とダブル入賞していますので、今年も期待しちゃいますよ。

マクラーレンとホンダには残りのグランプリ腐らずに精進してもらいたいですね。